訪問診療(往診)
訪問診療(往診)のご案内
当院は、通院困難の患者さんを対象に、自宅や老人ホーム等の介護施設に訪問診療・往診を行っております。
診療科目は、皮膚科・形成外科・耳鼻咽喉科でそれぞれの診療科専門医が伺います。
<訪問診療の対象になる方>
- ・身体が不自由で、外来通院やお薬を取りに行くことが難しい方
- ・老人ホーム等の介護施設に入居されている方
- ・認知症により一人で通院することが難しい方
- ・認知症のケアや医療的アドバイスが欲しい方
- ・退院後、ご自宅または施設での療養をご希望される方
- ・ご自宅または、施設にて医療処置の必要な方
診療科目
皮膚科
みずむし(足白癬)、帯状疱疹、粉瘤、皮膚カンジタ症、口唇ヘルペス、褥瘡(床ずれ)、爪白癬、疥癬(かいせん)、発赤など皮膚や爪のお困りごとなど
形成外科
ケガの治療(転んだ、ぶつけた、皮膚がむけたなど)、キズあとの治療、やけど(受傷してすぐの治療もキズあとになったあとも治療対象)、ボトックス注射(四肢の拘縮、頸部の拘縮、顔面の痙攣、重度のワキ汗、これらすべて注射で治療できます)、まぶたが垂れ下がり(眼瞼下垂症)の治療、さかさまつげ、めいぼ、ものもらいの治療、褥瘡、巻き爪など
耳鼻咽喉科
耳垢塞栓(耳あか除去)、飲み込みについて、耳・鼻・のどの症状やお困りごとなど
訪問診療(往診)を希望される方へ
訪問診療(往診)を希望される方は、電話でお問い合わせください。
TEL: 0494-62-0067 (担当:看護師 金室(かなむろ)・𠮷田)
または、担当のケアマネージャーさんや施設担当者に当院の訪問診療(往診)についてご相談ください。
訪問診療(往診)の流れ
- 1.訪問診療(往診)開始にあたり、訪問日時の調整・連絡をします。
- 2.予定の日時に、医師と看護師、運転手が自宅や介護施設を訪問します。
- 3.月初の訪問時は保険証(健康保険・老人保険医療受給者証・介護保険・障害者等医療証等)を確認しますのでご用意ください。
- 4.内服薬・外用薬等の処方箋は訪問時に発行します。お近くの調剤薬局で受け取るほか、調剤薬局から訪問薬剤師がご自宅までお薬をお届けすることも可能です。
- 5.会計は訪問の翌月にご請求書を発行いたします。
訪問可能エリア
訪問診療(往診)は、皆野町・長瀞町・秩父市(大滝以外)横瀬・小鹿野町(両神以外)が可能なエリアになります。
診療日
<診療日カレンダー>
医師のご紹介
皮膚科
医師 永井 弥生
●皮膚科の訪問診療について●
高齢者にはさまざまな皮膚のトラブルが生じます。かゆい、痛いなど目に見えて困っていることのほか、気づいているけれど治療できていないこともあります。たとえば、多くの高齢者が「爪白癬(爪のみずむし)」を持っていますが、ひどくなると治療が難しくなります。皮膚のかゆみや目に見える症状はご本人もつらく、早く症状をやわらげるとともに悪化させないための予防も大切です。でも、水虫と思っても実は違うこともあるのです。専門医がきちんと調べて診断をつけてから治療しないと治りません。
私は褥瘡(床ずれ)や高齢者の皮膚の病気を専門としてきました。これまでの経験を活かし自分のスキルを使い切って、皆様のお役に立てればと思っています。また、患者さんご自身や職員の方が皮膚のケアをしやすいように、日常の注意すべき点などをお伝えしながら、一緒に取り組んでいけたらと思います。小さな皮膚のトラブルから日常の疑問まで、お気軽にお声がけください。
耳鼻咽喉科
医師 鈴木 政美
専門 | 耳鼻咽喉科 |
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経歴 | 福島県立医科大学卒 自治医科大学付属 さいたま医療センター 耳鼻咽喉・頭頸部外科教授 |
●耳鼻咽喉科の訪問診療について●
ついついやってしまいがちな過剰な耳掃除。もしくは、ほったらかしがちの方も多いですね。実はどちらも良くないのです。
実は耳アカには耳の中の湿度を保ち、ゴミや細菌などの侵入を防ぐ、大事な役割があります。役割を終えると古いものから順に外に押し出されます。高齢者の場合は耳アカがたまりすぎて聞こえづらくなっている方もいらっしゃいます。また聞こえが悪いことが認知症のリスクになったり、認知症が進行するという報告もありますので定期的な耳掃除を心掛けましょう。
耳鼻咽喉科は「聞く、食べる、香る」という快適な生活に欠かせない機能の治療を行います。清水病院では、耳鼻咽喉科専門医がご自宅や施設に訪問し、診察いたします。耳掃除、飲み込みなど気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
形成外科
医師 岡田 恭典
専門 | 形成外科 日本形成外科学会会員 日本フットケア・足病医学会会員 |
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経歴 | 富山大学医学部卒 埼玉医科大学 形成外科入局後 旭中央病院、東京大学形成外科を経て今日に至る |
●形成外科の訪問診療について●
形成外科は一言でいうと「ケガや見た目の異常を治療することで、“人生の質を向上させる”診療科」です。
私たちは、繊細な処置や手術を行う技術をもっています。
床ずれなどのように、なかなか治らないキズを粘り強く治すことも得意としていますので、ケガ、キズあと、顔面などの目立つ部位の治療で力を発揮します。
形成外科は「病変をとおして、患者さんの人生を診ている」と言えます。
「病変を癒すことで人生をより良いものにする」、それが当科の本質と考えています。
個々人の事情にあわせたオーダーメイドの治療を心がけていますので、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。